面取とは

面取とは
面取とは工作物の鋭利な角部を取り除く加工のことで、チャンファリング加工とも呼びます。
歯車の鋭利な角部は3種類あり、必要に応じて赤色の外径、青色の歯先、黄色の歯端面の面取を行います。
赤色の外径は、歯切加工の前に旋盤で角を削ります。青色の歯先は、歯切加工の際に専用工具を用いることで面取りのような形状になります。
このような歯の加工方法をセミトッピングと呼びます。黄色の歯端面は、歯切加工をした後に専用の面取設備を使用して面取を行います。
歯車のかみ合いを滑らかにするだけでなく、歯を加工したときのバリの除去も兼ねており、組付け時のけが防止にもつながります。
歯端面面取設備には以下のようなものがあり、加工数や形状に応じて最適な設備を選択いたします。
歯車の鋭利な角部は3種類あり、必要に応じて赤色の外径、青色の歯先、黄色の歯端面の面取を行います。
赤色の外径は、歯切加工の前に旋盤で角を削ります。青色の歯先は、歯切加工の際に専用工具を用いることで面取りのような形状になります。
このような歯の加工方法をセミトッピングと呼びます。黄色の歯端面は、歯切加工をした後に専用の面取設備を使用して面取を行います。
歯車のかみ合いを滑らかにするだけでなく、歯を加工したときのバリの除去も兼ねており、組付け時のけが防止にもつながります。
歯端面面取設備には以下のようなものがあり、加工数や形状に応じて最適な設備を選択いたします。
永田鉄工にある面取の種類
●バイト式面取り機(キツツキ)
工具をキツツキのように素早く前後に動かし、歯端面にぶつけることで面を取ります。
加工が速く量産性が高いですが、位置決めのために専用治具が必要となるため、ロット数が多いものに適しています。
●砥石倣い式面取り機(チャカチャカ、ヤナセ)
自重で垂らした砥石を歯車に当て、歯車を回転させることで砥石が歯端面に倣って面を取ります。
スピードは遅いものの、治工具が不要で汎用性がとても高いです。
●ガイドプレート倣い式面取り機(先生精機)
エアシリンダーでガイドプレートを歯車に押し当てたまま、歯車を回転させることで、ガイドプレートは歯車形状に倣って前後します。
ガイドプレートと一緒に前後しながら高速回転する工具で面取を行います。