研削加工

研削加工

内径研削とは

内径研削は工作物と砥石を同時に回転させ、歯車の中心となる穴の内面を研削する加工です。
また、穴の軸心と端面の直角度を出す端面研削を同時に行う事で高精度な研削を可能にします。ホーニング加工が前加工の位置精度に依存するのに対し、内径研削は位置精度が十分でない場合でも修正することができます。
ひとつの砥石で様々な穴径に対応できるのも大きな特徴の一つで、ホーニング加工よりも汎用性がある加工と言えます。
製品最大加工外径はφ400になります。

 

円筒研削とは

円筒研削とは「えんとうけんさく」と読み、external cylindrical grindingと言われます。円筒形の工作物を回転させて外周を加工します。加工物はセンターで固定され高速に回転する砥石と同様に回転して、砥石で外周を削ります。
加工物は砥石と反対方向に回転をします。円筒研削は後加工の加工基準や、ストレート、テーパー、端面の面粗さの精度を要求されるときに行います。研削方法には加工物と直角にあたるプランジ加工、加工物と平行にあたるトラバース加工があります。
また加工物に対し砥石が斜めに向けることができるアンギュラスライド研削盤は外径と端面の同時加工ができます。

弊社にはシギヤ製の円筒研削盤を10台保有しています。製品最大加工外径はφ320になります。

 

平面研削とは

平面研削とは工作物の端面を砥石で研削する加工方法です。
縦軸&ロータリーテーブル方式では、電磁石のテーブルにより工作物を直接固定できるため、専用の治具が不要です。
縦軸に取り付けられた砥石を端面に押し当てることで、均一かつ滑らかな仕上げが可能であり、寸法、面粗さの向上に加え、テーブルに固定した面に対する平行度を確保することができます。製品最大加工径はφ850になります。