研磨

歯面研削・創成歯面研削

歯面研削(歯研)において創成研削方式と成形研削方式の2つの工法があります。
創成研削方式の方がポピュラーで、弊社も創成研削方式の設備を多数保有しています。
創成研削はネジ状の砥石を使用します。
メリットとして、歯車精度(歯形、歯筋精度)の安定、累積ピッチ誤差が少ない、加工時間も短く生産性が非常に高いことです。
成形研削は歯部と同じ砥石を成形し、歯車の歯を1枚づつ研磨する方法です。
メリットとして歯車の歯形、歯筋を自由に形状にすることが出来ます。
しかしながら,加工時間が長い為に生産性が創成研削に比べて悪くなります。

 

円筒研削とは

円筒研削とは「えんとうけんさく」と読み、external cylindrical grindingと言われます。
円筒形の工作物を回転させて外周を加工します。加工物はセンターで固定され高速に回転する砥石と同様に回転して、砥石で外周を削ります。
加工物は砥石と反対方向に回転をします。
円筒研削は後加工の加工基準や、ストレート、テーパー、端面の面粗さの精度を要求されるときに行います。
研削方法には加工物と直角にあたるプランジ加工、加工物と平行にあたるトラバース加工があります。
また加工物に対し砥石が斜めに向けることができるアンギュラスライド研削盤は外径と端面の同時加工ができます。
弊社にはシギヤ製の円筒研削盤を10台保有しています。製品最大加工外径はφ320になります。