歯車の種類

歯車の種類は歯すじの形状等で分類されます。2つの歯車を噛み合わせた際に、それぞれの軸が平行となっているもの、交差するもの、食い違いとなるものがあります。
1、平歯車(spur gear)
互いに反対方向に回転させる歯車で、歯は軸に平行に切られています。この歯車は形状が簡単なため工作が容易であり、高精度のものが製作できるため多く使用されます。

2、はすば歯車(herical gear)
互いに反対方向に回転させる歯車ですが、歯は軸とある角度傾けて切られています。このような歯車のかみあいはなめらかな回転状態を得ることができます。ただ動力伝達中、軸方向にアキシアル荷重が生ずるのでスラスト軸受が必要となります。

3、やまば歯車(double herical gear)
はすば歯車に生ずるアキシアル荷重を消滅させるために、左右にねじれをもつ二つのはすば歯車を組み合わせた歯車です。

4、内歯車(internal gear)
平行二軸間の回転伝達に使用されます。外歯車とかみあわされて使用されます。二軸の回転方向は同方向となります。

5、ラック、ピニオン(rack,pinion)
ラックは歯車の半径を無限大にしたもので、その形状は直線状の板に歯が切られています。ラックとかみあう歯車はピニオンとよばれ、ピニオンを回転してラックに直線運動を行わせたり、ラックを直線運動してピニオンを回転させたりするのに使用されます。

6、かさ歯車(bevel gear)
互いに交わる二軸間に回転運動を伝える歯車です。まっすぐな歯を設けられたものを ”すぐばかさ歯車”(staight bevel)といいます。歯すじが傾いているものは”はすばかさ歯車”(helical bevel gear)といいます。歯すじが曲線をしているものは”まがりばかさ歯車”(spiral bevel gear)とよばれます。

7、ウォームギヤ(worm gear)
ねじ歯車における小歯車の歯数を1枚から数枚程度にして、その外観をおねじ状にしておき、相手歯車の方は、そのおねじにかみあう半割りのめねじを円筒外面上に設けるようにすれば互いにかみあわせることができます。小歯車をウォームといい、歯車の方をウォームホイールといいます。ウォームギヤは、ウォームを原動としてウォームホイールを回転させ大きな減速比を得るのに用いられます。