歯面研削

歯面研削(歯研)とは、高速回転する砥石で歯車の歯面を研削し、歯面を仕上げる事です。歯車の歯面を仕上げる方法として歯切・シェービング・スカイビング・歯研などがあります。その中でも歯研は歯車精度が歯切、シェービングに比べ高精度なものになります。通常であればJIS0級~1級の精度を確保する事が出来ます。

創成研削で実現するNAGATAの歯車研削
創成研削はねじ状の研削砥石を使用する事により高能率加工を実現しています。メリットとして、累積ピッチ誤差が少ない、加工時間も短く生産性が非常に高いことが挙げられます。

NAGATAの歯面研削の特徴

世界的高水準の『ライスハウァー社』歯車歯面研削盤の保有台数No.1だからこそ実現できる実力でお客様の課題を解決いたします。

1. 厳しい精度の要求に応える
規格よりさらに厳しい社内基準を設定することで、お客様の要望以上の品質を出せるよう取り組んでおります。

2. 多品種に少量から対応可能
多数の工具や歯面研削盤を保有している弊社だからこそ、あらゆる産業の幅広いニーズに対応することができます。試作から量産までなんでもご相談ください。

3. 短納期での生産に対応可能
創成研削は、成形研削と比較して加工スピードが速いため生産性が高く、短納期を実現することができます。

歯面研削導入実績

取引社数
年間100社

生産個数
年間100万個

対応品目
1,500品目

歯面研削の導入シーンの例

ロボット

工作機械

自転車

自動車

ドローン

AGV

航空機

業務用空調機

電動ドリル

ランニングマシーン

ミキサー

釣具

高精度を実現する設備

最新の機械を導入

歯面研削において世界最高峰と言われるライスハウァー社の最新設備を数多く揃えています。

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小型歯車への対応

ライスハウァー社だけでなく、自社で開発した小型歯面研削盤も保有しており、モジュール0.2といった超小型歯車にも対応可能です。

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多種多様な歯車試験機

クリンゲルンベルグ社、東京テクニカル社、大阪精密社、それぞれの歯車試験機を保有しているため、お客様の希望に沿った測定を提案することができます。

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歯面研削の要望対応事例

case 01 ミクロンレベルの精度で起きる音の違い
ご相談内容
お取引先様よりモジュール1.0以下の精密歯車のオーダーがあり規格内で製造。しかし、次第に製品の音を無くしたいというご要望から1μm (0.001mm)レベルでの誤差も取り除いた精度のご依頼を受け開発開始。
対応内容
世界的高水準の加工精度を誇るライスハウァー社の最新歯車歯研切削盤へ工作機械を変更して製造。研削砥石や加工条件等の検証・改善を繰り返し、1μm以下の誤差で製造される超高精度歯車を実現。実際の製品に組み込まれ、音の問題をクリアした滑らかな動きとなりました。
case 02 高精度歯車をタイトな立ち上げ期間での提供依頼
ご相談内容
高い精度の歯車を短い期間で開発したい意向を聴取。歯切仕上では立ち上げに間に合わないとのことで、開発期間を絞った依頼を受けました。
対応内容
歯切仕上の場合、歪みを考慮するなど管理が大変になり、立ち上げに相応の時間を要します。
歯面研削は熱処理後に加工を行うため、立ち上げ期間の短縮につなげることができました。
case 03 急な大量の歯面研削依頼への即時対応
ご相談内容
お客様にて海外にて相当数の歯車製造を行い国内へ輸入したものの、要求精度に達していないことが発覚。その後、弊社に対し短納期での歯面研削依頼いただきました。
対応内容
数多くの歯面研削盤だけでなく、砥石成形機も自社で保有しているため、急な大量発注にも迅速に対応させていただくことができました。