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永田鉄工は歯車で未来を築く、精密歯車のパイオニア。完全受注生産を核とした精密歯研歯車のトップ企業として、各種産業機械、工作機械等の大型歯車から、OA機器、光学機器、家庭電化製品等の超精密歯車、各種駆動系部品まで、あらゆる産業界の幅広いニーズに対応しています。また革新的なプロダクトに対する小型歯車においても、圧倒的な「精度」で超精密歯車づくりを行っています。
技術の進歩や時代の変化の中で必要とされるモノやコトも大きくかわろうとしています。そのような環境の中で、動くモノを根本から支える歯車には高い"精度"とより小さい"小型化"が求められる時代となっています。
歯車とは、噛み合って動力を伝える部品です。今まではエンジンなどの動力が音を発していたので、歯車が回転する音は気にされることはありませんでした。しかし、動力が変わりエンジン音がなくなると、これまで聞こえていなかった回転音が騒音に変わります。産業用ロボットは工場で使用されるため歯車の回転音まで重視された設計はほとんどありませんが、これから様々な家庭用ロボットが普及していくにつれ、生活の中でロボットが関わるシーンが増えていきます。そのような技術の進歩が進むにつれて、私たちの精密歯車はより“精密”で“小型”なものを必要とされています。
お客様からのご要望に応えるべく、1μm(0.001mm)の世界で戦う精密歯車の精度、そして様々な種類の歯車を少量から受注できる生産力は、時代と共にニーズが増え続け、他社の追随を許さない永田鉄工の圧倒的強みとなっています。
超精密小型化へのチャレンジこれらを実現可能にしている、最新設備と技術力を活かして、永田鉄工はこれからもお客さまの小型化・軽量化への期待に応え世界のものづくりを支えるべく、超精密な小型歯車の製造を行なっています。
技術部 技術課 課長 佐竹 克哉
数年前、取引先よりとあるユニットの精密歯車のオーダーがありました。永田鉄工の技術であれば製造可能な規格範囲と判断し、受注を決定。しかし、技術者たちの挑戦はそこから始まりました。
最初にオーダー通りの規格内で精密歯車を製造した後、取引先を訪問。そこで行われたのは、実際に2つの部品をそれぞれ使用してユニットを動かした時の音の聴き比べでした。同じ規格内の部品であっても製造工程で生じる1μm(0.001mm)レベルの誤差による音の違いは歴然。部品ごとのわずかな誤差でここまでの違いが生まれるのかと、永田鉄工の技術者も衝撃を受けました。そして、この音をなくしたいという取引先の要望と、より精度の高い歯車を製造して要望に応えたいという技術者の想いから、試行錯誤の日々がスタートしました。
まずは歯車の製造工程のどの時点で誤差が生じるのか、1つひとつ原因を究明。もともと使用していた工作機械で製造できる精度に限界を感じ、世界的高水準の加工精度を誇るライスハウァー社の最新の歯車歯面切削盤へと工作機械を変更。その後も高い歯車精度に対して、研削砥石の種類や加工バランス、加工条件、治具など地道に検証・改善を繰り返していきました。
そして実現されたのが、0.4μmの誤差で製造される精密歯車。実際にユニットが組み込まれ販売開始された姿を見ると、技術者としての誇りを感じずにはいられません。
歯車とは、噛み合って動力を伝える部品。ものづくりの技術が進化をする中で、静音化、省力化が求められ、より精密な機械部品が要求されています。これからのものづくりの未来にとっても、永田鉄工の精密歯車はより幅広い分野で必要とされると確信したエピソードでした。
医療ロボット
時計
自転車
ドアミラー
ドライヤー
プリンター
掃除機
ミシン
電動ドリル
ランニングマシーン
ミキサー
釣具
200年以上の歴史を持つスイスの工作機械メーカー、ライスハウァー社の歯車歯面切削盤は世界でもトップレベルの高い加工精度を可能とします。永田鉄工では同社のマシンを多数保有し、マシンが持つ性能を最大限まで引き出して活用。ライスハウァー社の歯車歯面研削盤をメカ機の時代から使用し、加工・メンテナンスしてきた経験を元に自社にてオーバーホールをしながら、確かな精度を製品に反映させていく技術を独自のものとしています。
高精度が要求される歯車精度について、歯車測定機を使用してスタイラス(測定子)と呼ばれる円錐型接触測定子、又は球型接触測定子を用いて歯車の歯面をなぞり、歯車の精度(歯形・歯筋・ピッチ・歯溝の振れ)を測定、評価する為の設備です。歯面を歯形・歯筋方向に形状トレースする事により、1/1000mm単位の微細な歯形・歯筋データを得る事ができます。
取り込んだデータを専用ソフト上で計算処理する事によって、歯形・歯筋検査成績書として記録印刷されます。
歯切り加工、シェービング加工及び歯面研削加工で使用しており、お客様の要求する図面スペックに対して精度を確保する際の合否確認には必要不可欠な試験機です。
弊社では東京テクニカル社製歯車試験機13台、大阪精密機械社製歯車試験機1台、クリンゲルンベルグ社製歯車試験機1台を所有しています。
スイスの工作機械メーカー、ライスハウァー社の歯車歯面研削盤をメカ機の時代から使用し、加工・メンテナンスしてきた永田鉄工で小型歯車研磨専用に製作した設備である事
小型歯車の歯面研削加工を長年行っており、歯車を削る事や保持することのノウハウを収集して改良を行ってきた設備である事
小型歯研設備の部品にも歯車が使用されているが、その歯車部品の加工については自社で行っており、超高精度で仕上加工している事
一般的な歯面研削用の設備より、小さい歯面研削用砥石で研削できる事
加工する小型歯車を高精度で保持できる仕様になっている事
自社製の設備なので、設備の使い方をよく熟知した人材がいる事
営業部 営業課 課長 伊藤 憲司
多種多様となっている産業機械、輸送機器の業界では高速・高効率・軽量化が求められています。モーターの小型化は進んでおり、その動力を確実に伝達するには歯車が必要となりますが、高い位置決め精度、高トルクを保持するために歯車にも高い精度が必要となります。また金属製で強度も高く、静音性を実現するために歯面研削は不可欠な要素です。 当社は歯面研削の技術を長年培ってきており、小型歯車研削ではモジュール0.2の加工実績があり小型専用の歯車研削盤は自社製を10台備えており、量産体制も整えております。人の生活に沿った製品が増えてきています。そのため部品のひとつひとつを小型化を実現させる。お客様の要望にお応えしたいと当社は考えておりますので、まずは当社までご相談をお願い致します。